公益社団法人 日本動物福祉協会 栃木支部

<捕獲器の扱いの改善を!!
       〜県の捕獲器で犠牲になったねこ〜 >

*****センターとの話を追記します。*****
8月21日

◎捕獲器は役場の依頼でセンターの捕獲器を出し、
センターが設置したもので間違いがない。

◎センターが最後に捕獲器を見たのは7月31日。
それ以降は巡回はない。
お盆休み期間中や土日などの祝祭日も
緊急性がなければ対応はないとのこと。

◎お盆休みは捕獲器をかけないように
口頭でお願いしていること。

◎現在、書面記入などもなく、
苦情者に貸し出していること。

この時点で、上司の方に代わっていただき、

◎全域の実績がない捕獲器の回収

◎貸出の書面化や誓約書、使用方法の徹底化

◎対応ができないお盆期間中や土日は撤去か、
イタズラ防止のためにも鍵をかけるなどの対応

◎巡回がない問題。

◎他県のように点検のためにも2週間程度で返却

など話をして、前向きなお返事をいただいています。

正式な回答が来るのを待ちます。

捕獲器の保有台数も分からなくて、管理番号もなく、
備品管理もできていない状況も
改善していただかなければなりません。

最後の問題は…
誰がかけたのかということと、
警察への通報がなかったこと、
犠牲になった長毛ねこさんの扱いです。

今のところ、センターでは
犠牲になった長毛ねこさんの飼い主探しのための
情報公開は考えていないようです。

こちらも引き続き見届けたいと思っているのと、
正式な回答をいただくつもりです。
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近隣の方や直接ご覧になった獣医師の先生からの
証拠画像と証言を昨夜、今日といただきました。

画像は、栃木県動物愛護指導センターの捕獲器の
設置場所です。通りからの撮影で
通りがかっただけだと見えにくいのですが、
ねこの遺骸も入ったままの状態での撮影です。
日を全く遮るものがないのがお分かりでしょうか?
直接ねこの遺骸をご覧になった獣医師の先生も
熱中症で死んだ可能性もあるお話をされていました。

1週間前にねこがかかっていた時も
センターの巡回がなく放置されており、
もし気がついた方が放獣しなければ、
犠牲が出たところでした。

本日、他団体様の方でセンターと話したそうですが、
職員のK氏は
今後も貸出を続行するとのことを伝えたそうです。
そして警察へも通報せず、
飼いねこの可能性もあるのに情報を公開せず、
闇から闇へ葬るつもりです。

捕獲器のずさんな管理については
もう何年も指摘しているのですが、一向に改まりません。

私が今まで関わった案件でも上三川の現場だけでなく、
何年も置きっぱなしの捕獲器が県北に何台かあり、
回収を求めても
置いた場所や貸出した人の把握さえもろくにしておらず、
苦情者でさえ何年も置いているけれど、いつになったら
取りに来るんだとセンターに電話まで入れる始末・・・

その現場は那須の鳥獣保護区でした。
野生動物がかかる可能性も高く、
本来、法定狩猟具である認識も薄いのかもしれません。

今回も、いのちをつなぐための水やフードの設置が
捕獲器の中になく、捕獲のためにおびき寄せる分の
フードだけを置いていた可能性もあり、
悪質であると考えています。

そして・・・
こんな奥まった場所に設置しても犬はかからないと
近隣の皆様が話していたそうです。
犬の通り道でも集まる場所でも何でもないと・・・

何を対象に捕獲器を設置したのかさえ、
これではわかりません。

これは犯罪ですし、
貸出のシステムも絶対に改めるべき問題です。