うつ病の症状(うつ病患者との接し方を考えるために)

 意欲減退・憂うつ感・悲観的、絶望的思い・睡眠障害・食欲低下・性欲減退・頭痛、めまい、首や肩のこり・人を避ける・死にたいと思う・考えがまとまらない、仕事の能率が落ちるなど。

うつ病になると、ほとんどの人が、死への思いを持ちます。他のこととは異なり、実行されてしまっては取り返しがつきませんから、慎重な対応、接し方が必要です。自殺は、うつのどん底ではなく、その前後に起こりやすいことも要注意です。自殺予防に関しては、当サイト内のうつ病人と共に:2 「いなくなってしまいたい」思いに応える:うつ病の自殺予防 や、 自殺と自殺予防の心理学をご覧ください。

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うつ病の症状をご紹介しましたが、自分自身で最初から抑うつ状態だと自覚できる人はあまりいません。最初は、体の不調を感じるでしょう。

 うつになると、生活全般にやる気が失われます。これに対して、仕事や勉強はやる気がないが、遊ぶことにはやる気があるというのなら、うつ病ではありません。(アパシーや他の心の問題かもしれませんが。)

うつ病の人との接し方の基本ポイント1

 上で紹介した症状は、その人の性格や精神の弱さの現れではなくて、うつの病気の症状です。その人を責めるのは間違っています。またその人が変わってしまったと思うのも誤解です。病気が治れば、症状も消えます。

うつ病の人との接し方を本やインターネットで学んだだけでは、なかなかうまくいきません。それは、あなたが混乱して悲しみや怒りに包まれているからです。患者さんの困った言動は、その人のせいではなく症状だと理解したうえで、冷静な対応ができるようにしましょう。
たまの連絡で症状の把握ができずに、つい禁句を使い騒ぎになってしまう。直接話した方がわかりますが、メールだと誤解を受けることとが多くて困っています。遠くから見守っていてあげた方がいいのでしょうか。なやむところです。どなたかアドバイスをお願いします。