弱者を後回しにして犠牲にするアベノミクス

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まず、円安で影響をうけているのが、中小企業は原材料価格の上昇で経営が圧迫されている。ここではたらいている社員の人は賃金も上がらず生活がたいへんである。
 被災地でも、復興の遅れと原材料費の高騰で生活は苦しい状況である。
 当然サービス業は景気の低迷でおもったほどうれていない。特に輸入品は値段が更に上昇をみせていて、それを使う業種が影響をもろにうけている。もともと日本は輸入に依存でいるくになので、円安には弱い国であることを知っておくといいと思う。
 高齢者、年金受給者、障害者、生活保護者などは物価上昇や年金の引さげで生活はギリギリである。また、高齢者や年金受給者は預金・貯金などで生活にも使っているので、0金利政策で、全然使えない。また医療費にも影響が4でている。後期高齢者の医療費の引き上げである。
 社会保障については、まさに消費税をあてるはずだが、回っていないのが現状。消費税上げた分が1部企業の景気対策にまわされている。
 雇用の回復、賃金が上がったというのは、法人減税の恩恵を受けた1部企業と公務員だけである。雇用も正規社員が増えたわけでなく。非正規が100倍増えたので雇用が数的に増えているだけで、企業も正規社員よりもやすいとこで雇用を増やしている。
 ま雇用不足なのは福祉・医療や建設など3K、5kの仕事だけなのである。全体的にみると株などを大量購入している人や輸出でもうけている企業とひとたちだけである。だから一部の富める人たち20から30%の人、70から80%の生活の苦しい人にわかれた格差社会をつくりあげてきている。
 問題は中間層が好況感をもたないとだめである。財政再建のために、不必要な事業をやめることである。公務員の削減も必要である。なにしろ政府が自らが身を切らずして国民に増税のみならず、保障を削減するから不満が大きくなってくる。風が吹けば桶屋がもうかる的な発想は、風が吹かなければ桶屋はもうからないことになるのである。