外国理解で考えなければならないのは、その国の政治、文化、宗教、習慣を深く理解しなければならない。日本人はとかく国内でも、いま日本の文化、宗教、習慣をおろそかにしたり、無視する傾向があり、国の中でも、日本文化の形骸化が進んでいる。これは、アメリカでも、同時多発テロ以前にはみられたたのだが、それ以降状況は変わってきていると思われれる。
 それに対して日本ではそれ以前の状況でグロバール化していることで、差異が生まれてきている。日本の考えは経済優先で、かつては、国内の経済成長のために熱帯雨林の伐採をしたことで自然破壊を促したことで非難されたこともあった。これもその地域の自然環境を無視した行為であった。
 その反省を生かした海外経済活動が必要である。それは自然のみならず、相手国の宗教、習慣、文化を無視して、日本や欧米流の考え方を押し付けるのはいけないし、昔から言われていることばで、合に入れば合に従えということをもう一度考え直していかなければならない。あらためて、他国を知ることを海外進出企業にはもとめたい。異文化を非難するのではなく、理解し良い方向に発展させる努力を今後考えなくてはならない。
 その点、今の政権の海外投資や海外での経済活動で利益を上げる経済至上主義は長い目で見ればマイナスなのかもしれない。国内でのインフラ整備や産業の充実に力を入れるべいだと思う。