シリアが国内で反政府勢力に使ったといわれる化学兵器は以前にも使われたともいわれている。故に、シリア軍がこれを保持している可能性が高い。
 アメリカ軍はこれを常に監視するために、地中海にミサイル駆逐艦などを派遣している。そして、シリア軍の基地への攻撃が行われてた。
 つまり、数年前からスタンバイしていて、大統領の命令で実施されたのである。
 これと連動して、朝鮮半島の問題が浮上してきている。
 北朝鮮の核実験やミサイル発射実験を国連をはじめ、アメリカやアジアの諸国は懸念を示していたが,どこの国もこれを止めることができないでいる。それは、どこの国も北朝鮮を攻撃した場合のリスクを考えて手をださなかったことをいいことにして、核開発やミサイル開発を続けている。それが今の政権になって5年でエスカレートしてきていた。
 このタイミングでトランプ大統領が登場してきた。オバマ前大統領とは違い、攻撃的である。この状況の打開をなんとかするため、中国に圧力をかけてきた.
 それがだめならアメリカ単独でも攻撃することを表明、具体的に行動にでてきた。これが現状である。
 この状況は非常に危険な状況で、核実験をすれば攻撃は行われるのは確実である。ミサイル発射の場合は、これを迎撃するであろう。
 しかし、これに対する反撃は北朝鮮はできないと思う。
 一番の問題は、韓国と北朝鮮の軍が38度線や海で衝突が起こることである。このエスカレートが心配である。北朝鮮からする韓国国内が混乱している時期で攻撃しやすいチャンスなのである。ここをみ落としてはいけない。核実験や核ミサイル問題ばかり目が向いているが盲点なのである。
 故にアメリカ軍は、東アジアの勢力圏を守る意味からも空母2隻を出しての準戦時体制を敷いているのである。当然日本・韓国・アメリカで、中国・ロシアに対抗するために行っている行動なのである。日本も日米軍事同盟について、試されるのであり他人ごとではないのである。
 1950年の朝鮮戦争時とは状況はまったくかわっている。情報戦や電子戦争になる。日本は今度は直接攻撃されることも起こるのである。想定されている、米軍基地が攻撃だれた場合は自衛隊の出動になるのである。
 ここで、米軍と行動している自衛隊の艦船が攻撃された場合にどのように反撃するのか。
 このようなことがおこるのである。この状況が起こらないようにいかにするかが。安倍政権にできるのかが問われるのである。TPPも潰されたトランプ大統領をどこまでとどめられるかが安倍首相の力量である。